第1章 検索エンジン対策の基礎知識
SEOを外注している会社で、半数以上が不満である理由は?
一般的な企業は、どの様にしてホームページで検索エンジンマーケティングを行っているのでしょうか。
CAテクノロジーの企業の検索エンジン最適化に対する意識調査では、SEO対策を自社で実施している企業は49%でした。
理由は、外注する予算がないが42%で、自社でノウハウを持っているが28%でした。
これに対してWeb制作会社やSEO会社などにSEO対策を外注(アウトソーシング)している企業は半数を超えています。
気になる効果や満足度についてですが、「費用対効果が分かりにくい」が70%。
「上位表示を目的として成果にコミットしない」が42%という様に、半数以上が不満を持っていることがわかりました。
たくさんの理由があるかと思いますし、SEOはリバースエンジニアリングという、答えを実験しながらみつけるという性質のものである、ということも影響しています。
自分でコツコツと長い期間でサイトを育てていく
基本的に、ホームページ制作費と、SEOコンサルティング費は別で必要になるケースが多いです。
SEOコンサルティングを反映したホームページを制作会社に外注すると、おそらくですが数十万円はかかってしまいます。
またSEOコンサルティングは、毎月の契約制になることが多いので、それらのご予算も必要になります。(※ご予算を捻出できる間のみのサポートになるかと思います)
注意点として、SEO対策は1度行っただけで、持続する性質のものではありません。
SEO対策は目標キーワードを定めて、上位表示サイトを調査して、自分たちに足りない要素を見つけて改善をくり返して育てていくもの。
そういった作業を二人三脚でサポートしていただけるSEOコンサルティング会社(またはコンサルタントさん)もあります。
とはいえ、予算も時間もスタッフにも限りがあるという中小零細事業者さまでは、自分達で長い期間でサイトを育てていくという視点も必要になってきます。
あれもこれもは目指さない、得意なことに集中するということが重要となります。
そこで、ホームページテンプレートを活用して、ページの作り方や更新していく方法を身につける方法があります。
そして、少ないページ数でも大丈夫ですので、中身の情報を差し替えながら、情報の質を高めていきましょう。
現在の検索エンジンは情報の信頼性を重視しています。
情報の多さも大事ですが、急いでページを増やしていくと質が低下してしまいがちです。検索順位も低下していくことも考えられます。
コツコツと質の高い情報に差し替えて育てていく。質を高めていく。必要のない情報はカットする。
コンセプトが違う、テーマと関連するサイトを立ち上げて、グループで価値を向上していく。
SNS、動画配信サイトなどからの訪問者数を増やしていく。
そうやっているうちに検索エンジンからの訪問も少しずつ増えていきます。
費用をかけることが難しい場合は、自助努力をしながらサイトを育てていきましょう。
>> 成果が出るサイトのアクセス割合は、トップが20%?